大事なことを守りながら、AIを安心して使うためのお話
AI(エーアイ)は、とても便利で楽しい道具です。質問にこたえたり、絵をかいたり、文しょうを考えたり、いろいろなことができます。でも、使い方を間違えると、自分の大切なことが知らない人にわかってしまったり、困ることが起こるかもしれません。だから、はじめから正しく使うことがとても大切です。
このページでは、小学生でもわかるように、AIを安心して使うためのポイントをお話しします。
AIってなに?
AIは「人工知能(じんこうちのう)」のことです。人のように考えたり、おぼえたりできるコンピューターです。「明日の天気は?」と聞くと、天気をしらべておしえてくれるのもAIのおかげです。AIは、絵をかいたり、音楽を作ったり、外国のことばをわかりやすくしてくれることもあります。
でも、AIは人ではないので、本当の気持ちはありません。だから、AIにどんなことを話したり、書いたりするかは、とても大切です。
大事なことは話さないようにしよう
AIを使うときに、自分の名前や住所、電話番号、学校の名前などの大切なことは書かないようにしましょう。「これを言ってもいいかな?」と思ったら、おうちの人や先生に聞いてみてください。お友だちのことも、言っていいかどうかを考えてから話しましょう。
写真を使うときに気をつけよう
スマホやカメラでとった写真には、どこでとったかがわかる「場所の情報」がついていることがあります。それをAIに見せると、自分の家や学校の場所がわかってしまうこともあるので、気をつけましょう。写真を見せたいときは、かならず大人の人に見てもらってください。
AIのせっていを見てみよう
AIには、「話したことをAIがおぼえていいかどうか」を決めるせっていがあります。たとえば、ChatGPT(チャットジーピーティー)を使うときには、「カスタマイズ設定」という場所で、チャットの内容を保存するかどうかをえらぶことができます。
-
ChatGPTをひらきます。(https://chat.openai.com)
-
左下の自分の名前(またはアカウントのところ)をクリックします。
-
「設定」を開きます。
-
「データーコントロール」の中にある「すべてのユーザー向けにモデルを改善する」のスイッチをオフにします。
このスイッチをオフにすると、AIがチャットの内容を記録して学ぶことがなくなります。せっていがわからないときは、大人の人といっしょにやってみましょう。
子どもは大人といっしょに使おう
AIはおもしろいけれど、むずかしいこともあります。だから、子どもだけで使わずに、おうちの人や先生といっしょに使いましょう。「なんでこんなこたえが出たの?」「これはほんとうかな?」といっしょに考えることが大事です。
アカウントってなに?
AIを使うとき、メールアドレスや名前を使ってアカウントを作ることがあります。そのときに書くことは、必要なことだけにして、自分や家族の大切なことはなるべく書かないようにしましょう。アカウントのことがわからないときは、大人の人に聞いてください。
AIは便利だけど、正しく使おう
AIは、便利で楽しいけれど、正しく使わないと困ることもあります。だから、家族や学校のお友だちと「どうすれば安心して使えるか」を話し合って、ルールを作るといいですね。
まとめ
AIを安心して使うために、次のことを守りましょう。
-
名前や住所など、大切なことは書かない
-
写真を使うときは、場所がわかる情報に注意する
-
AIのせっていをチェックする(たとえば、ChatGPTの設定を見てみる)
-
一人で使わず、大人といっしょに使う
-
わからないことや困ったことは、大人に相談する
このルールを守れば、AIはとても楽しく、役に立つ道具になります。みんなでなかよく、安全に使いましょう!
コメント