最近よく耳にする「AI(エーアイ)」という言葉。実はこのAI、昔から研究が続けられてきた長い歴史を持つ技術です。このブログでは、中学生にも理解しやすいように、AIの歴史を年表とともにやさしく解説します。
「昔のAIってどんなことができたの?」「今のAIは何ができるの?」そんな疑問を持ったら、ぜひこの記事を読んでみてください。親子で読んでも、きっと発見がありますよ。
そもそもAIってなに?
AIとは「人工知能」のことです。人間のように考えたり、会話したり、学んだりできるコンピューター技術を指します。たとえば、AIはこんなことができます。
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質問に答える(例:ChatGPT)
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写真を分析して犬や猫を見分ける
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自動車を自動で運転する
では、どうしてそんなことができるようになったのでしょうか? その答えは、長い時間をかけた研究の成果にあります。
AIの進化を見てみよう!年表でチェック
1950年代ごろ AIのはじまり
イギリスの数学者アラン・チューリングが「コンピューターは人間のように考えられるか?」という問題を提起。これがAIの考え方のはじまりと言われています。
1956年 「AI」という名前が登場
アメリカで行われた会議で、「人工知能(Artificial Intelligence)」という言葉が初めて使われました。ここからAIの研究が本格的に始まりました。
1980年代 エキスパートシステムの登場
医療や工場など、専門知識を使う場面で使われる「エキスパートシステム」というAIが登場しました。人間の専門家の知識をまねして答えを出すことができました。
1997年 AIがチェスの世界王者に勝利
IBMが開発したAI「ディープ・ブルー」が、チェスの世界チャンピオンを破ったことで、AIの実力が世界中に知られるようになりました。
2012年 画像認識に強いAIが登場
写真をたくさん学習して、そこに写っているものを判断できるAIが登場しました。「ディープラーニング(深層学習)」という技術もこのころから広まりました。
2016年 囲碁でAIがトッププロに勝つ
GoogleのAI「AlphaGo」が囲碁の世界一の選手に勝利しました。囲碁はとても複雑なゲームなので、大きなニュースになりました。
2022年〜2023年 ChatGPTが話題に!
OpenAIが開発した「ChatGPT」というAIが登場。会話、文章作成、質問の回答、絵の作成など、さまざまなことができて、学校や家庭でも使われるようになっています。
これからのAIはどうなる?
今後のAIはもっと進化すると予想されています。
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自動車の運転をサポート
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医療の診断を手伝う
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勉強のサポートをする
でも、AIだけに頼るのではなく、自分で考える力や、やさしさ、人とのつながりも大切にしながら活用することが重要です。
まとめ
AIはおよそ70年以上の歴史を持ち、今では私たちの生活の中で当たり前のように使われる存在になっています。
この記事の年表で、AIがどんなふうに進化してきたのか、少しでもイメージが持てたでしょうか?
これからもAIは進化を続けます。ぜひ、親子やクラスメイトと一緒にAIのことを学んで、未来に役立てていきましょう!
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